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2006年02月19日

improvisation@sabaco

tamaru(b)高岡大祐(amplified-tuba,contact mic,mixer)庄司広光(MS-20,ocsilater,XYsocpe)

毎度お世話になっている早稲田の音楽喫茶sabacoで本格的なインプロゼーションのイベント。
大体いつもは何がしかポップなことをやっていたのでこういう試みは初めて。
なにせここの素晴らしい音響システムを使ってみたいということで。
tamaruさんとはおよそ一年ぶり、庄司さんはtamaruさんのお誘いで初対面。

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<リハ中の映像、本番はもっと美しかった>

tamaruさんはディレイとボリュームペダルを使用したセット。
僕はいつものダイナミックマイク、チューニング用のコンタクトマイクを二つ、
コンパクトミキサーからHARTKEのベースアンプ、それをメインミキサーからレイオーディオへ。
庄司さんは往年のアナログシンセ名機KORG MS-20と検査用(?)オシレーター(発振機)、それを
メインミクサーへ直、そしてミキサーからオシロスコープのようなXYスコープという
画面のついた検査機器を出力。

リハですでにかなり驚いたのだがコレはまた後記。

一番バッターのtamaruさんは独特のスタイルのベース・ドローン。
ずっと同じ音が重なっているように聞こえるのだが、その中から豊かな倍音のうねり。
しだいにレイオーディオのスピーカーから大河の洪水のように音が溢れてくる。
ちょっと左のスピーカーからのひずみが気になったのが残念。

二番は僕。
あまり覚えていないのだが、比較的吹いたほう。
ベーアンを挟んでいるのである程度安心してフィードバックもできる。
コンタクトマイク二つからはかん高い音がかちゃかちゃ。
初めてマウスピースを集音部としてマイクで拾いフィードバックした。

三番の正二さんがこの日圧巻だったのだ。
僕とtamaruさんのときも動作していたのだが、XYスコープ。
音の波形と位相が目に見えるのだが、
MSとオシレーターでぐらぐらする位相によって導き出されるそのかたちは
もはや目に見える音というか音の絵画というか。
単純な緑色の線といえばどうなのだが、ある瞬間にはどう見ても立体にしか見えない。
脳の錯角なのは分かっているのだが、そうとしか。
ある線の動きが突然止まり、生き物のように伸びていき、息を呑むような形になってから
おお、と思うとその途端に形を崩すように回転し始めたりすると、ああ、と思うのだ。

ぐるぐるぐるぐると回転する音のかたち。
僕にとってはまさしく、音を映像化したもののように感じられた。
庄司さんはともすれば映像のみにシフトが置かれそうなものを
しっかり音の世界でも表現、たまらなくぶっといアナログのシンセ音が
ド迫力でうねりまくる。
(店主岡田さんには位相の変化が気持ち悪くもあったそうだ)
一瞬も飽きずに楽しめてこの日のハイライト。

最後はトリオで合奏。
ぼくはどうしても映像が見たく、そしてそれによっておこる演奏の変化が知りたくなったので
客席に背を向けて画面を見ながら演奏。
庄司さん一人だと美しく構築美溢れる映像だったものが
三人だとなんだか音のあやとりのような感じで楽しめた。

終わって乾杯。
今日の演奏や昨今の世情の話など。
庄司さんは同じ事を2回しない人だと伺っているが
今回のセットは日を改めてまた是非見たいと思った。
夢に見そうな、音の刺繍だった。
posted by daysuke at 00:00 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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