BLACK RIGHT ORCHESTRA from ベルギー
ベルギーから来阪、大阪を根城に話題沸騰の黒光楽団、
触れ込みはこんなの。
「ベルギー・ブリュッセル発サイケデリックキャバレーがやってくる!!!
添乗員Mr. Diagonalがシュールな魔物の蠢く「不可能乃美術館」へ貴方を御招待!ベルギーのトップ・プレイヤーが集結したThe Black Light Orchestraの伴奏に乗って贈る、昨年末ブリュッセルで初演され大絶賛されたサイケデリック・キャバレーがジャパン・ミニ・ツアーに際し、ポコペンにも登場!!!」
数日前に降ってわいたように決まった前座演奏。
三宅からも話しきていてデグルチーニ誘って、
先日の伽奈泥庵ライブでみにきていたハタノ嬢も参加決定。
レパートリーはほとんどデグルチーニから、1曲だけtintoymuzikから
バンブーチャイムという曲を。
お客さんはビッチリ入っている、20人強は。
デグ氏は生声、邪魔せぬ音量で。
冷やかし程度の時間、それなりにアピール。
前座終わり直後、黒光オケのメンバーが僕に
「金曜何してる?今決まったライブにゲストで出ないか?」
と声かけられるが「東京にいるんだよ、残念」と。
で、彼らのセッティング。
え、ほんまにここにドラムセット出すんやね。
ちなみにポコペンはまあ築百年の6畳間。
http://www.poco-pen.net/
そこにds、キーボード2台、身長2m7cmのバリトンサックス吹きに
アルトフルート/ピッコロ吹きの計5人。
これだけでほとんどのスペースをとるのである。
眼前に聳えたつ彼らを間近にライブ開始。
これがまた滅茶苦茶オモロイ。
仕掛け満載。
機材トラブルで音でないときにdsヤニックとflコントンで
「口ヘビメタ」とか、クラリネットもってずっこけるだけの「現代音楽」とか
アホ度高し。
それ以前に滅茶苦茶うまいのだが。
ノリノリの演奏で場内はギンギン。
店のことを考えるとヒヤヒヤものの盛り上がりマクリーン。
何せここは婆ちゃん長屋なんである。
ここでドラムは鳴り響き、お客さんともども歌いまくり笑いまくり。
「ポコペン最後の日か?」なんて声もあるほど。
しかも最後には「ジャム」
僕らご近所チーム4人入って9人で(!)演奏。
決め事なし、グルーブありのダンスチューン。
ついに場内が踊りだした!
それも店の主人スタッフ中心に・・・。
そして22時過ぎてやっとおっとり刀で苦情が来た。
そりゃ、おそいで、奇跡。
すっごい傾斜のゆるい人力フェードアウトでラスト。
会場の笑顔は炸裂気味。
そりゃワシも興奮しますがな。
おもろいもん。
終わったら即宴会。
おもろかったねえ、楽しかったねえ、て皆。
僕は前言撤回、東京にいる予定をずらして金曜に帰阪して
彼らと演奏するために戻るのだ。
「オモロイとこに顔出してるのが冴えてるゆうことやね」
とデグルチーニ言。
そうやと思うわ。
冴えてな、ね。
しかしウチの近所あたりはクレイジーやなあ〜。
おかしいで。感謝。