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2005年01月29日

囁・即興

(h)ear rings:山内桂(sax)、高岡大祐(tuba)デュオ、TAMARU(bass)、
吉田アミ(voice)、吉村光弘(microphone feedback)

ずっと楽しみにしていたこの日
いつもの僕のフィールドでないところに出るのは新鮮な気持ちでとても楽しみだ。
どんな時でも出発前には「面倒くさい」を連発する僕がうきうきと準備して出かける。
千駄ヶ谷は初めて降りる駅。確か昔はドゥニームという店があったような。
未だに残る微量なデニム御宅心の記憶。
ループラインも初めて。白い内装。程よい響きで即興演奏向いてそうだ。
yoshidaami  loop-line

入ると対バンのtamaruさんがチェックをしている。
今日は僕と山内さんのデュオ以外は皆ソロだ。
お店の方とご挨拶、あれ、知ってるお顔。
やはり新宿ウルガの方だ。今回初めてお名前知るに坂本さん。
どうしてもやりたくなってお店をはじめてしまったと笑顔で。
こういうの好きだ。
そのうち、山内さん到着。
2月14日発売の経済紙「ダイアモンド」に脱サラ人のその後、みたいな取材とか、
写真の撮影などしている。
脱サラ即興演奏家。空前絶後の取材だろうなあ。
誰か参考にする人いるかなあ。わははは。
僕らはチェックもなく、最後に到着した吉田アミさんのマイクチェック。
今回のイベント主催で演奏者の吉村さんはすでに済みの模様。
物凄くあっさり準備は終わり、少し話したり開始までにぶらぶらしたり。
こういうイベントにはあまり出たことがないのだが、
ざっと見て25人以上くらいの入りか。
たくさん来てるなあ。
渋さ仙台支部つかぽん氏も。ありがたい。
初っ端は吉村さんのマイクロフォン・フィードバック。
PAスピーカー側に向けられたステレオマイク、
本人はグラフィックイコライザー、ディレイ、ミキサー
このくらいのコンパクトなセッティング。
小さく直線的なフィードバックがはじまる。
サイン派を同じように首を振ると位相が変わる。
音量の増減や音の定位が錯覚のように感じられる。
顕微鏡的に、細かく聞こう聞こうとするといろいろな感触がする。
ノイズの混じり具合のセンスなども本当に微妙で、僕は好きだ。
途中外で誰かが打つ拍子木の音が混じる。
気がつけばフィードバック音はモノクロの万華鏡的に広がり変化している。
全然飽きない。
いいシステムだなあ、と思う。
次は僕ら。お、久しぶりに開始前に緊張している。
山内さんは予測どおり気息音から。
何も考えていなかった僕はマウスピースを擦り始める。
断片的に。山内さんの音を聞きながら。
このくらい静かな環境で、集中して出来ると押さえに押さえた擦り方が出来る。
音程はほぼ一つだが、響きが違う。
擦りながら気息音を織り交ぜる。
しかし、山内さんの音量は管楽器吹きとしてはもうこれ以上ないくらい位の極小で。
すぐに吸奏に移行。派手に出すぎると場を潰してしまうから少しずつ。
徐々に寒く感じていた会場の中で、一人体が熱くなる。
音は小さいがコントロールが難しく、思った以上に体力を消耗する。
そして普段ありえないのだが、息があまりまくる。
その結果、吹く及び吸うための気息以外の酸素を取り込むための普通の呼吸が出来ず、
息は余っているのに息が苦しい、という珍しいことになる。
さて、山内さんにはどのように聞こえているだろうか?
聞こえたことによる変化はあるのだろうか?
反応を見たり促したりする類の演奏ではないので、そっと伺う。
どうなのだろう、正直分からない、だけれども一緒に音を出している演奏であるのは確か。
音量は大きくは変わらないままに終盤、僕は音程のないタンギングに移行。
リズムだ。何故か急に踊りたくなる。
体はそのままに心と唇は微細に振動しダンス。
チューバはアナログの拡声器だ。
終演。少々ぐったり。
あっという間の30分近く。
お客さんには物理的に、音楽的にどう聞こえていたのだろうか?
さて休憩後は吉田アミさんのソロ。
ハウリングヴォイス、と称される彼女のヴォイスを聞くのは久しぶり。
風邪で調子が悪いと聞いていた、喉の調子が心配だが、
久しぶりに聞くその声はさらに鋭角さを増しており、多用さも。
短かった、と本人弁の15分。あっという間だった。
本編最後はtamaruさんのベースフィードバックソロ。
今回の中で一番音量もあり、音楽ぽい。音はPA出し。
2台のディレイに2つのエクスプレッションペダル。
あとはエンハンサーだったかな、未見。
アタックのない音というのは楽器固有の名札みたいなのをはがして、
無名の音になる。
(ちなみにチューバはアタックを無くすとオルガンに似ている、と思う、いつも)
重なっていくのはディレイの力なのでそれほど特色ではなく、
重なっていく音の中から上から下からいろいろなところから、音色のうねりが
モアレのように浮かんでは消え、淀みに浮かぶ泡沫はかつ消えかつ結びて。
最後はなんと全員で。これはちょっと予想外。
さてどうするか、僕は風船チューバ。
ある程度この日のためにいろいろと試していたのだ。
風船の振動だけでチューバを響かせる。通常のチューバにはありえない音色。
ああ、自分が一番でかい音してるなあ、引っ込まなくては。
なんかあちこちから微細な音がしていてそれがふと焦点を返るように聞こえて。
意外とバンドのサウンドのように感じたのは僕だけか。
短めに、という約束どおり完結に終了。
終演後、皆さんと会話など。
「アナログシンセのように聞こえた」と言われる事数回。ありがたい。
お客さんの楽しみ方をいろいろと考えた。難しいなあ。
音楽は多用であったほうが良い。
J-POPが隆盛を誇るからこういう音楽もある、のだったら少し寂しいな。
しかし刺激的な夜だった。
またこんなイベントに出たいなあ。
吉村さん、どうもありがとう。
posted by daysuke at 00:00| Comment(2) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高岡さん、どうも。楽しかったです。機会あればまた共演よろしく、そして今度はゆっくり音楽の話でもしましょう!
Posted by tamaru at 2005年01月30日 23:40
tamaruさん、こちらこそありがとうございました。
僕もあの後残ってゆっくりお話したかったです。
またの機会を楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by daysuke at 2005年02月01日 16:22
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Excerpt: -山内桂 -高岡大祐(チューバ) -Tamaru(ベース) -吉田アミ(ボイス) -吉村光弘 (マイク・フィードバック) +吉村ソロ +高岡&山内デュオ +吉田ソロ +tamaruソロ +全員セッ..
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