確か雨あがりだったか。
ライブ準備時間の頃に不破さんから話。
渋さ知らズへの参加は終了、低音環境の解散を聞く。
突然でもあり言葉も中々出ないが他に言葉もなく。
お世話になったこの8年間の感謝の意を述べるのみ。
こんなときに限って大勢のお客さん。
初めての人たちもチラホラ。
開演にあたり不破さんの挨拶。
解散したことを告げ僕のソロになることも。
心構えなど出来ていない。
何をするのかも分からない。
ウォームアップすらしていない。
でも板には乗っている。
ここで吹けなくては高岡大祐がすたる。
今まで何をやってきたんだ?
細かいことはあまり憶えてない。
レパートリーは渋さ知らズと低音環境。
低音環境を見に来たお客さんに、独りよがりに吹いてもしょうがない。
僕一人を見に来たわけではない。
自分ひとりになってはいけない、
そこに不破さんがいるように
そこに不破さんがいないかのように。
2時間循環呼吸で、曲を吹くのは初めてだ。
出来ることは全部やった。
お客さんからは温かく力強い拍手を頂いた。
こんなに長い拍手を頂くのは生まれて初めてで
拍手のうちに次の曲へ移った。
後にお客さんの日記に
高岡大祐 alone と記されることになるライブ。
ソロではない、確かに。
終了後、普通に皆と談。
僕もお客さんにも衝撃的な日。