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2004年06月21日

泥酔前科日記2

なんだか時間が空いてしまってどうでもよくなってきたことで、
詳しく書く気力が生まれるものかどうか。でもうろ覚えの走り書き。
留置1泊後の朝、6時半起床。
なんか寝ぼけまくっている、順番が良く思い出せないが、
洗面(檻から順番に出る)、房内の掃除、このとき新入りの僕はトイレとかやるもんだ、と思っていたら全然そんなことはなかった。
トイレのドアが閉まらないように押さえる係、その間房内掃除機かける人とか。
その後点呼だったかな、28.
で、朝食。食パン4枚・イチゴジャム・マーマレイド・マーガリン。
飲み物は水・湯・白湯から選ぶ。ここで飲み明かしの僕は水を頼んだけど、朝食のパンには擬似的にでも暖かい珈琲的なものを選んだ方がよいことに気づく。
で、僕は霞ヶ関にある地検にバスで押送、というのがあるらしく、先輩に聞くとすぐ行くよって話。急いで房内初の大便をする。
本当に少しして呼び出され、身体検査・手錠に繋がれ、ロープで括られ、お迎えの護送バスに。
このときに優しそうな顔(あくまで顔)の年配の警官が「君、昨日の事覚えてるか?」「いえ全然」
「君ねえ、本当に頑張ってたよ」と言われる。
記憶なし。
バス中でまた身体検査、ロープに繋がれなおす。
手錠は辛い、とよく聞くが、もう決まっているのでコスプレ気分で楽しむしかない。
話が前後するけど、留置場房内はやたらに明るいのだ、みんな。
多分暗くなってもしょうがないところでは、いい感じになるのだろうなあ。みんな親切だし。
さてこのままバス(第六系統)は碑文谷とか世田谷とか高輪とか三田とかを回ってそれぞれから繋がれた人を拾っていく。大体12、3人か、同じことの繰り返し。私語は厳禁。
しかし車窓から見える娑婆の風景、たしかに目にしみる。ドキ!男ばかり囚人大会!なので女性は輝いて見えて、本にあるとおりだと思った。
地検に到着、繋がれたまま電車ごっこのように地下にある控え室のようなところへ。
そこかしこにいる警官、みななんだか気が狂ったように声がでかい。
目の前にいる人に伝言するのに、なんでこんな大声で伝えるの?ということはこの日一日続く。
この日は315名だっけ、いろんなとこから引っ張られてて、1列六名の木のベンチが向かい合わせである狭い部屋(当然檻つき)に入れられる。ここでも私語は厳禁。これが長い。9時半くらいから検事取調べされる時間以外無言の行。
奥に扉あり、扉の向こうに便器あり、大便のときと食事のときだけ手錠は片方にまとめられるが、それ以外はずっと両手錠。
扉はそおーっと閉じないと必ず音が立つ代物で、音を立てると怒鳴り声とともに警官が飛んでくる理不尽扉。無音で作ってください。
とりあえずは検事に何聞かれるかとか、どう答えようとか、考えまくって、その後は出たあとに友人知人家族仲間仕事先に何を話そうかとか(これ考えてるときが一番気が重い)事件にまつわることを考えまくるのだが、取調べなんて30分程度それまで以外の6時前くらいまでほとんど考えことで、気が滅入ること請け合い。
そうだ、こういうときは作曲しようと思ってたんだ、と思い出し、はじめるもどうも進まない。僕は紙に書きながらのほうが曲書くの進むんだ。ずっと前に書きかけて忘れていた曲のアイデアとかは思い出す。
そこで次はライブのシュミレーション、渋さとかカバンドとかGYROとか、バンドのライブを頭の中で仮想。これはなかなか時間を忘れる。
そんな間には昼ごはん。檻の中で片手錠にされ、コッペパン二つ・イチゴジャム・マーガリン・蜂蜜・チーズ。組み合わせを考える楽しみ。
甘いものは前菜だ、イチゴジャム(モリナガ)マーガリン半分を最初に。その後に、半分マーガリンとチーズ、そこに蜂蜜を入れて普段食さない味わいを醸し出す。こんな娯楽。
僕はなかなか檻から出されない順番。
夢想に仮想。
なんかへんだなあ、と思うと隣の地味な人、なんとたまに手錠から手を引っこ抜いて遊んでいる。え〜?ルパンかあんたは。
で、やっと僕の番。一人なので手錠から腰縄に繋がれ犬のように検事の前に行く。検事の前では手錠だけはずされる。
まあこってり絞られる。おかしかったことだけ書くと、「音楽業」などと言う仕事は存在しない、分類をはっきりしろ、とのたまう。
ライブコンサートで得ている収入とか作曲とか、分散されていて大変微々たるこれらのなかで、まあライブですかね、チューバ奏者というのが国家から認めていただいた肩書き。
収入が低すぎる、とかまったく関係ないことまで言われる。一回のコンサートでどのくらいもらえるのか言え、とのこと。
え〜、1000円から3万円くらいですかねえ、って言ったら、千円だと、嘘つくな!と言われる。
あのねえ、電話するよ、ライブハウスに。俺はその千円に文句はまったくないが、そういう世界もあるのだよ。
まあ何を話しても嘘ついているように言われる。
彼らにとって僕が見ている世界はないものらしい。
あ、ここで忘れていたのですが、僕はピアスを一度もはずしていませんでした。確かこれ、特殊な機械で耳に打ち込んでいるので取れないはずだったのですが、経年変化ですかね、ねじ式になって取れることが後で判明。ピアスでうろうろしてるやつは相当珍しいらしく、同胞・警官ともによく声をかけられた。
検事にも心証が相当悪かったらしい、警官に対して口が悪い、悪態つきすぎだと。なんだ、膝まづいて靴でも舐めとけばよかった。全然平気。
泥酔しきっているときの僕の調書、「黙秘の男」そうだよなあ、写真見たら机で寝てるもん。完全黙秘だ。
懲役一年か罰金30万以下と言われ、どひえ〜、とな。
まあ初犯だから15以下だと。はいよ。そんな金ないけど。
で、なんだかんだしてからまた部屋に戻され。
元の退屈。明日出れるんだなあ、という感慨はあり。
で、ここからの時間の過ごし方はなかなかよかった。数時間あったのだが、頭での考え事って結局の脳のクロックがアップしてしまうと時間のすぎるのは遅く感じる。
呼吸法の練習に変更。特に逆循環呼吸(口で吸い鼻で吐く)の特訓。
ちょうど時間の欲しかった訓練、少しずつ上達するのがわかる。
吸う息の量をアップしてなるたけ長時間吸える様にする。いい感じ。
やはりフィジカルなことって、時間を費やせる。全然退屈しない。
回りの人たちは本当に辛そうだったけど。紺だけ無言の行だと検事に何でも話してくなるもんね。警察、うまい。
6時前くらいか、逆送、されるわけだがここで同胞誰かが一声あげて、どっかに引っ張られていって、物凄い大きな声で警官に恫喝されている。やつのせいで帰るのが遅れるのだとのは説教付。
彼ら、本当に人を脅すのに慣れている。凄い仕事だと思う。
町であったらどう見てもヤクザだ。
で、また同じバスでドライブ。台風の影響で移動が大変。何人か移管されたり釈放されたりで行きより人が減っている。
成城に到着。もう皆の食事は終わっている7時過ぎ、別室で赤い弁当。
油淋鶏みたいなのがおかず、結構いける、烏賊と鱈子と昆布の煮物なんて自分で作ってみたいくらい。ご飯に会う組み合わせ。白湯と。
2房に戻る。7人いたのが4人に減った。ひろびろだ。
本が読めるのは知ってたが、ヌード写真集とかがあるのはびっくりだ。
これはさすがに目の毒で読めない。
同房の先輩は皆物知りで明るい。他の房の名物男たちの面白おかしい話をしてくれて、また刑罰への対処も懇切丁寧。
洗面・点呼などのルーティンを終えて9時就寝。
変な疲れ方をしている。
明日は釈放だ。
posted by daysuke at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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