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2005年05月14日

フェス二日目・ブラックテントセッション

少し二日酔い気味の雰囲気。
そうヘビーではない、しかし今回の旅ではしんどいほう。
でも吐き気もなく、喜んで朝食。
勿論お弁当、今日は夜も長そうなので多めに作る。

昼にはロビーに集合。
今日は渋さはメインテントすぐ横のテント、
通称ブラックテントにて小編成セッションなのだ。
03年にもやった、視覚障害者の聴取と演奏をバーチャル体験するというもの。

鬼とスケジュール 気に入ったポスター CDコーナー ブラックテントの客 ウードトリオ ちえちゃん fuck you gays 屋台の賑わい 池のほとり ぐれいと! エチオピアのサブちゃん エチオピアの片山さん パンク!
会場へ、さすがにフェス二日目、周囲の屋台や泊り込み客たちも多く、賑やか。
ブラックテントはまだ誰もいず、簡単に打ちあわせ。
どうやら今回はディレクターが誰もいない模様、前回は盲目の教授、って感じの人が
いたのだが。
どうやら僕らで進行していくらしい。
前回は結構隙間だらけで意外に明るいと感じたテント内も、
どうやらグレードアップした模様の遮蔽。
ここではメインテントの転換時に演奏するのだ。

今日の最初のメインテントはマリアシュナイダー・ビッグバンド。
正調なビッグバンド編成。
ただ全員物凄いうまい、それもソリストとしては勿論、
バッキングがすごいのだ。
まるでミキシング後の録音物みたい、それでいて嫌味はない。
リーダーはしっかり指揮法とかやってきたのだろう、ひとつひとつしっかりと意味のある指揮。
メンバーの受け止めもうまい。
これ好きだろうなあ、と思ったらやっぱり感激の鬼頭さん。
非常に上質な音楽。

アンコールありありで終焉が随分送れた、あわせてこちらも遅れる黒テント。
最初のセットは勝井祐二さんと東洋。
闇の中で踊るということがどうなるのか、楽しみ。
席は満席。
僕はPA席前、客席最後尾で鑑賞。
かなりしっかりとした闇。
可能な限り目をあけて聞こうと。

物凄く緩やかな音の波から。
これは、と期待高まる。
ディレイ使いの名人らしい、さすがのサウンド。
ピンポイントで僕の好み。
単純なセッティングなのに独特な色合い。
蓄光テープを機材に張って臨む気合。

たまに日光が漏れてきているような感じ。
顔を白く塗った東洋が、見えたような見えなかったような。
そう思うと闇の中から勝手な映像のようなものが見えるような感じがする。
ボンバーの「見えぬ気がしませんか?」という歌を思い出した。

きっかり20分で終了。拍手。
とても楽しめた。伝える。
次のセットは僕だ、楽しみ。

メインテントはウードのトリオfromパレスチナ。
名前がみんな一緒でどうやら兄弟のよう。
流れるような美しい、水の音のような弦の爪弾き。
全く違う楽器をやっているが、僕は結構好きなのだこういうの。

ここらでキンモらKTUのメンバーと遭遇。
昨日の過ちを(?)挨拶。
相変わらず僕はこの日も「Real Fuck you」らしい。
ありがとう。
ブラックテント、必ず行く、とのこと。
待ってるぜ。

押して僕の出番。
僕のセットは北さん、社長、僕、ちえ。
北さんはピッコロtpのみ、ちえちゃんは着替えて客席後方にスタンバイ。
照明が落ちる、すぐに全員がさざめくような音のシート。
僕はマウスピースや管体の擦鳴、マイク貰っていて良かった。
北さんのしゅうしゅうと漏れる様な息の音。
社長の内省的な響き。
どれがどの音が良く分からないようなサウンドの溶解。

どうやらちえちゃんや予め歩幅で量っていたらしい、
少しずつこちらに近寄ってきている模様。
足音や衣擦れが聞こえる。

あまりはっきりと何の音か悟られたくない気持ちが大きく、
なるべく音にならないように気を配る。
制限のある中での即興は、好みだ。
暗闇の中、ゆっくり考え事も出来る。
我が愛する、ラサーンのことが脳裏をよぎる。

もうそろそろかな、と思ったところでメインテントから音がしてきた。
そしたら社長のフィードバックノイズが開始。こりゃあ終わらんなあ。
それから10分くらい続いた。
目で合図が出来ないと終わりも確認しあえないのだ。
ラサーンの不思議。

社長先導で終了。
拍手。
キンモとサムリに挨拶。
すごく良かったと、昨日も良いのだがもっと良い、
このフェスの中で最も良い企画だ、とべた褒め。
ラブリー、と言われたのには笑ってしまった。
ありがとう。

メインテントは佐藤允彦さんのバンド。
ダイバーで同じの田村さんもいる。
実はホテルが一緒なのだ。
富樫雅彦さんの楽曲をやるという特別セット。
少し見て、あまりの空腹に今回はじめて回りの屋台へ。
暖かいものが食べたくなるのがドイツ暮らしの人情、
野菜のトマト煮込みライス、うまし。

帰ってきてブラックテント、鬼頭さん真理ちゃん。
真理ちゃんの周囲にはドラムとパーカッション。
鬼頭さんはこれまでと対照的に歌う感じで始まる。
途中のバリトンならではのアルペジエイターのような
倍音の並びがとても面白い。もう少し聞きたかったなあ。
真理ちゃんの借り物楽器、大きなンゴマ(アフリカの皮太鼓)、音がすごく良い。
PAで拾われて立体的に聞こえる。

終わってみるとKTUのメンバーが揃っている。
ブラックテントのセット、全部見たいとのこと。
このアイデアをフィンランドに持ち帰って立体音響でやってみたいと
意気盛んなキンモ。

次のメインテントではなんだか変な音がするので行ってみる。
歌う人が3人、ギターが一人、後ろにドラム。
フラメンコだな、と一聴してわかる朗々とした歌。
そしてもう一人、モロッコ人らしい人の歌が続く。
???繋がってない…。
さらになんとなく鬼朗さん似のオレンジTシャツのおじさんが
本を片手に立ったまま絶唱フラメンコ。
なんだこりゃあ〜。
と思っていたらやたらテンションの高いおばさんに声かけられる。
「あんた、これ好き?わたし駄目だわ〜」
うわあ、きっついなあ、おばはん。
確かにストレンジだ。すげえ、メールスフェス。
ちゃんぽん歌合戦。鬼頭さんと大笑い。

その後は裏手で談笑、
少しタイミングを逃して遅れて黒テントへ。
不破さん小森さん立花君。
見えないとまた違った印象。
立花君、中低音男性的なんだな。面白い。
何故かたまにドラムの音がする、後で聞くと川口さんだった。
かなり男前なフリー。
メインテントは随分かぶっている模様。
ここは満場立ち見ぎゅうぎゅうの客。

この後のメインテントはOdean popeという黒人サックスのトリオ。
20年位前に有名だった人だよ、と鬼頭さん談。
遅れて見に行く。
さっきと違った意味で、なんじゃこりゃあ。
エレキベース、ドラム、テナー。
ベースとドラム、すんげえ。
ベースは早弾き多用だが、これ見よがしなものとぎりぎりで一線を画す、
肉体的なソロ。そこかしこにユーモアもたっぷり。
そしてドラム!僕は彼の真後ろで見ていたのだが、ひっさびさに
「こっくじーん!」(差別的な意味にあらズ)ってバネを見た。
もうかっこいいの、シバキ倒しているというよりは
楽器の芯まで胴まで鳴らしている感じ。もろ好み。
そして息の長さ、強さ。圧倒的。
リーダーのサックスも貫禄たっぷり。
いやあ、ブラックエンターテイメント。
ラストでベーシストが最高音弦緩めまくってソロとってるのがかっこよかった。

最後のブラックテント、辰巳さん、さっちゃん、大朗君。
大朗、なぜか侍羽織を着用、妖しい。
辰巳さんの音世界炸裂。音が移動していることであちこち歩き回っているのが分かる、
大丈夫かな??真っ暗なのに。
途中でアホアホなこと言ったりして、ここは高円寺かあ!って感じ。
大朗君はなんか叩いたりしている。
ラチェット(ガラガラいう楽器)をまわしている時に、
楽器というのは音の出る方向まで特性としてあるのだ、と実感。
さっちゃん、惜しむらくはシンセのパネルが光りすぎ。
見えてしまうのだ。
これは聴取も演奏も視覚なしでいくというもの。
(不破さんは同様で目を閉じてやっていたらしい)
ちょっと残念。

終わり、結局キンモたちは僕以降のセットを全部見ていった。
満悦の様子、ただちょっと疲れたでしょ。
早めにホテルに休みに行くとのこと。
今のうちに挨拶を済ませておく。
必ずや再会、そしてまた一緒に演奏するということを。
いつもFuck youだと。うれしい。
僕もだ。

ちょっとしたら機材片付け、そして運搬。
次のセットがとても気になるので急いでホテルに戻り、
荷物を取ってまた会場へ戻る。
超高級ドイツ車で。

メインテントのこのセットはThe EXって書いてあった。
特別ってこと。すごい数のメンバー。
どうやら入れ替わり立ち代りバンドが入り乱れるようだ。
僕が行った時にはバリトンサックス、ドラム、ベース。
なんだかパンク、それもインテリ。全部決め決めの楽曲みたい。
マッチョな労働階級白人のパワー。
勝井さんが昨年ケルンで対バンしたとのこと。

その後に手を引かれて一人の黒人のおじいさんがステージに一人座る。
今回の目玉の一つ、Mohammad Jimmy Mohammmad。
エチオピアのベテランスター歌手だ。
一時期日本でもCD再発ブームがあったので僕でも少しは知っている。
まさか生で聞けるとは。
何の伴奏もないアカペラソロ。
知っていた通り、音階も節回しも古い演歌のよう(日本の今の艶歌にあらズ)。
ただの熟練ではない、深みのある音楽。
短い感想のようなパートで独特な技を一瞬だけ見せる。
また手をひかれて帰っていく彼。
大喝采。

後には、おお、またこれも日本で聞いたエチオピアンジャズ!
tsのGetatchew Mekuria率いるバンド。
これまた裏打ちではなくて頭打ちな感じの、
日本のムード音楽とジャズが引っ付いたような面白いんだ。
渋さの曲みたいなのもいっぱい。
勝井さんと大盛り上がりする。

その後がなんだかほんとにパンクロックバンドのようなバンドが現れ、
日本人らしい女性のダンサーが倒れて現れる。
なんかでも攻撃的ではなくて楽しいんだ。

最後はパンクな人たちとエチオピアンな人たちが合体して
猛烈におかしい。全然違うのに一緒にやってる、この感じは大好き。
サムリは一人まだ残っていたので彼とも楽しむ。
ステップアクロス・ザ・ボーダー。

大団円を見てホテルに戻る準備。
サムリと再会と共演を誓う。
彼はドラマーらしい、是非一緒にやってみたい。
「世界で一番好きなチューバ吹きだよ」なんて。
でれでれ。
キンモたちにくれぐれもよろしく、と。
ヘルシンキ、行って見たいなあ。

ご機嫌で道すがら。
一人歩くと何故か若いドイツ人満載の車に声をかけられるが
さっぱり分からず。

ホテルに到着。
小腹満たしに買っておいて豆の煮込みの缶詰を温める。
スイスで買ったハーブを足して、うまい。
ようやく明日だ、渋さ知らズの晴れ舞台。
会場では大宴会の模様だが、こちらは明日に備えて早めに就寝。


posted by daysuke at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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